日本流通管理支援機構 廃棄食材に悩む生産者と子ども食堂を結ぶマッチングサイトを開始

日本流通管理支援機構(東京都世田谷区)は3月15日、子ども食堂のデータを集約するとともに、利用者が団体の枠組みを超えて効率的に子ども食堂を検索できるサイト「OPEN!子ども食堂」を公開した。同サイトは同時に、廃棄食材に悩む農業や水産業を営む生産者と、食材を希望する子ども食堂の運営者を結ぶマッチングサイトとしての機能も持っており、同社は同サイトを通してフードロス削減への貢献を目指していく。

同サイトは単なる子ども食堂のリンク集ではなく、寄付者と子ども食堂の運営者それぞれがログインして使用ができるマイページを提供することで、寄付希望者と運営者を繋げ、お金以外の寄付を迅速にマッチングすることを可能にした。同社は今後、寄付者と子ども食堂の運営者だけでなく、食堂の利用者もアカウントを登録できるようにすることで、プラットフォームとしての利便性をさらに向上させていく予定。

日本流通管理支援機構は2019年設立の模造品対策を専門に行うシステム会社。日本産の価値を未来に残すため、バイオ技術やAIなどを活用した先進的なシステム開発力で、転売・横流し・偽物対策のためのシステム、トレーサビリティの仕組み構築などを行っている。同社は今後、食材の流通管理やトレーサビリティのノウハウを活かして、食品流通におけるフードロスの問題を解決する仕組みづくりも行っていく。

■事業構想大学院大学出版部 編集/ライター経験者を募集■
事業構想大学院大学出版部では、編集/ライター経験者を募集しています。応募に関する詳細はこちら