NTT Digital ブロックチェーン活用した企業連携へ14社とプロジェクト開始

NTT Digital(月刊事業構想2024年6月号参照)は、ブロックチェーンを活用した円滑な企業連携の実現を目指すプロジェクト「web3 Jam」を立ち上げた。2024年5月22日に発表した。14社が賛同しており、今後も参加企業は増やしていく考えだ。

企業が連携して事業を進める際、企業ごとにデータベースが異なるため、互換性が無いなどの課題が存在している。そこで、相互運用性を特徴としたブロックチェーン技術を活用することで、企業間の共創をより円滑に進める方策を探る。特に社会課題を解決するテーマについて共創の方法を検討していく。

プロジェクトに際し、NTT Digitalは、プロジェクトの構想や企業連携のサポート、実行に必要なweb3技術を活用したツールの検討と提供を担う。このツールを使うと、企業の枠を超えたNFTの配布・受取・活用・効果測定を行うことを可能になるという。

取組むテーマとしては、地域の価値を発掘し活性化する、遊びながら健康を維持する、本当に求めるものや人と繋がることができるよう「推し活」を支援する、などを例示している。取り組むテーマを決めた後は、2024年度内にも実証実験を開始する予定だ。

5月22日時点でのプロジェクトへの賛同企業は以下の通り。味の素、アサヒ飲料、ビービーエフ、J.フロント リテイリング、コナミデジタルエンタテインメント、九州旅客鉄道、三菱地所、NTTドコモ、サンリオ、SHIBUYA109エンタテイメント、東京ドーム、東急、ウエルシア薬局、ヤマハ発動機。

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