ヤンマーサンセットマリーナがブルーフラッグ認証を2年連続で取得

ヤンマーホールディングス株式会社の関係会社であるヤンマーコーポレーション株式会社が運営するヤンマーサンセットマリーナ(滋賀県守山市)が、「ブルーフラッグ認証」を2年連続で取得した。ブルーフラッグとは、デンマークの国際NGO「FEE(国際環境教育基金)」による海水浴場・マリーナ・観光船舶を対象とした国際的な環境認証で、環境教育や管理体制などに関する厳格な基準を満たすことで取得できる。ヤンマーサンセットマリーナは、2025年に湖のマリーナとしてアジアで初めて同認証を取得しており、今回その更新を果たした形となる。

評価された取り組みの中心にあるのは、「資源循環型マリーナ」というコンセプトのもとで構築された資源循環の仕組みだ。琵琶湖で発生する水草や、施設から生じる食物残さを活用し、地域特有の環境課題を新たな価値へと転換した点が評価された。加えて、太陽光発電の活用やエネルギー管理の最適化、風向風速計の設置による安全運航支援といった環境配慮と安全性を両立した運営、そしてスタッフ一人ひとりの意識と行動を基盤とした継続的な改善の取り組みも評価対象となっている。

今年度は、認証の2年連続取得とあわせて、FEEが毎年テーマを設定して各国から最大2事例を選出する「Blue Flag Good Practice Competition」において、北半球のブルーフラッグ認証取得団体が提出した「サーキュラーエコノミーの推進」に関する13の事例の中から、最優秀事例に選ばれた。今回は、琵琶湖の水草を回収して農地に使用するという取り組みについて、課題解決と価値創出を両立した点が評価された。

マリーナの運営はヤンマーホールディングス株式会社の関係会社であるヤンマーコーポレーション株式会社が担う。今回の認証取得・最優秀事例選出にあたっては、守山市の森中高史市長への報告も行われた。

ヤンマーは1912年に大阪で創業し、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーだ。アグリ・建機・マリン・エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開している。同社は今後も、琵琶湖の自然環境と調和しながら、世界基準の環境配慮・安全性・サービス品質を備えたマリーナ運営を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。