JR東日本がシンガポールでCVC設立 東南アジアのスタートアップとの協業推進

JR東日本は2024年2月6日、東南アジア地域を中心に活動するスタートアップへの出資とJR東日本グループとの協業推進を行うコーポレートベンチャーキャピタル「JRE Ventures Pte. Ltd.」をシンガポールに設立すると発表した。

今回のCVC設立は、東南アジアのスタートアップとの協業を通じて新たな事業シナジーを創造し、JR東日本グループの経営資源である駅の価値をさらに高め、より便利で豊かな顧客体験価値を創造することが目的。人々の暮らしをより豊かにしていく「生活ソリューション」の事業領域に関する革新的な技術やビジネスモデルを有するスタートアップを対象に、50億円の出資枠を設ける。

協業においては、主に駅における「生活ソリューション」のサービスでの共創を目指す。まずJR東日本グループの事業とのシナジーが期待できる「広告」「リテール/EC」「物流」の事業領域に対応する「アドテック」「リテールテック」「ロジスティクステック」の領域で技術やビジネスを有するスタートアップに注目し、今後はマーケットの変化などを踏まえて、柔軟に事業領域の範囲を拡大していく予定。

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