第9回プラチナ大賞 北大COI拠点・岩見沢市などが大賞獲得

プラチナ構想ネットワークとプラチナ大賞運営委員会が開催する「第9回プラチナ大賞」は、最終審査発表会・表彰式を実施した。2021年10月21日に発表した。

プラチナ大賞審査委員会の審査の結果、全59件の応募の中から、大賞2件と、優秀賞13件を決定した。

「大賞・総務大臣賞」は、北海道大学COI拠点、岩見沢市が受賞した。取り組み名称は「日本で一番母子にやさしい、市民が主役のまちづくり:日本初の健康経営都市岩見沢市との挑戦~新公共・新産業エコシステムを構築し、更なる持続的な進化、そして他地域展開~」で、「低体重出生児」に着眼し、これを減少させた実績や、IT・データベース化を進めている点などが評価された。

「大賞・経済産業大臣賞」は、三井住友信託銀行が受賞した。取り組み名称は「森林信託事業」で、日本の国土の2/3が森林であるにも関わらず地権者も自治体も森林資源をどのように活用したらいいかわからない中で、有効なシステムを作っている点や、森林に適用する、新たな金融商品を開発した点などが評価された。

「プラチナ大賞」は、少子高齢社会や過疎化などの課題先進国である日本が目指すべき理想の社会「プラチナ社会」を体現する(または体現を目指す)団体を公募し、優れた取組を表彰するもの(月刊事業構想2017年11月号参照)。

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