2017年11月号
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特別インタビュー

賢人が語る 課題先進国・日本でイノベーションを起こす方法

小宮山 宏(三菱総合研究所 理事長)

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人類社会が飽和に向かう現代、クオリティ・オブ・ライフ向上による「プラチナ社会」の実現が、新たな経済成長の牽引力となる。イノベーションを積極的に採り入れて社会の成長を促し、人材の活躍を促すことで、日本は世界をリードできる。

小宮山 宏(三菱総合研究所 理事長)

飽和する人類社会の新産業

ーーー日本が目指すべきビジョンとして提言されている「プラチナ社会」におけるイノベーションは、どのようなものでしょうか。

人類社会は現在、飽和に向かっています。先進国の人口は飽和しており、22世紀はおそらく人類全体が人口減少と戦う時代になるでしょう。物量の飽和もあり、先進国では車やエアコン、冷蔵庫など、欲しい人は誰もが持っているような状態です。開発途上国も遠からず、同じ状況になると思います。このような状況でもあり得る経済成長とは、私の言う「プラチナ社会」にあるようにクオリティ・オブ・ライフの向上を求めるものです。

私が日本の将来ビジョンとして提唱してきた「プラチナ社会」を改めて紹介しますと、「持続可能性を持ち、 一生を通じて人が成長と雇用を実現する社会」です。

その例としては、タクシーの配車アプリであるUber(ウーバー)や世界最大級の宿泊予約サイトであるAirbnb(エアビーアンドビー)が挙げられます。これらはまさにイノベーションで、インターネットによって需要と供給を結びつけるコストがなくなったのです。

人はお金ができれば旅をしたくなることが多く、観光は今後、間違いなく伸びる産業です。米国などでは従来のホテルよりも、Airbnbで予約できるような民泊の利用者が増えています。

需要が産業や経済を
引っ張る時代に

こうした世界の潮流に対し、国は規制緩和を進めることが重要です。また、もう1つの重要な点は、新しく生まれてくる科学技術に対し、他の国々に先駆けて制度をつくることです。

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