伊藤園 世界品質基準の「お~いお茶」欧州用新製品を5月に発売

伊藤園は2024年4月10日、「お~いお茶」の飲料用原料を世界の品質基準に合わせて開発し、欧州向けに製品設計した「Oi Ocha Unsweetened Green Tea」のドイツ生産を開始すると発表した。同製品は2024年5月に欧州エリアで発売される。

「Oi Ocha Unsweetened Green Tea」は、伊藤園が1976年に開始した取り組み「茶産地育成事業」等を通じて生産した、世界基準の「お~いお茶」飲料用原料を使用した緑茶飲料。欧州市場では、プラスチック製容器入り飲料はキャップが容器から取り外せないようにすることが2024年7月より義務化される。そのため、同社は同製品において、容器から取り外せないよう設計されたキャップ(テザードキャップ)の紙パック容器を採用した。

伊藤園は現在、40以上の国と地域で「お~いお茶」を販売している。今回の製品は、2024年4月より事業を本格展開する新会社「ITO EN Europe GmbH」(ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市)を通じて、現地の協力企業で委託生産を行う。伊藤園は、厳しい環境規制がある欧州での展開に対応した新製品の現地生産および販売体制の確立を機に、海外事業におけるサプライチェーンの最適化と「お~いお茶」のグローバルブランド化を一層進めていくとしている。

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