首都高 ドローン活用した長大橋の自動点検に向け実証実験を実施

首都高速道路と首都高技術、JDRONE(東京都新宿区)、NTTコミュニケーションズ、KDDIは、首都高速道路で初となるドローンポートを用いた自動飛行の実証実験を首都高速道路の長大橋3橋(五色桜大橋、小松川斜張橋、レインボーブリッジ)を対象に実施した。2024年2月1日に発表した。

災害時などにおける、迅速で確実な点検手法の確立を目的とした実証実験。自動でドローンの離着陸・充電ができるドローンポートを利用することで、あらかじめ橋梁付近にドローンを設置、自動飛行するドローンの映像を基に、首都高速道路本社の災害対策室で迅速に点検が実施できることを確認した。

大規模災害発生時には、迅速な点検により被害の実態を把握することが道路の利用再開につながる。首都高速道路ではこれまで、ドローンを活用した点検手法を検討していた。

今回は、災害発生時に実施する高架下からの目視点検では損傷を見つけにくい長大橋を対象に、ドローンの自動飛行による点検の有効性を検証した。実証の結果、現場の通信環境がリアルタイムの映像品質に大きく影響を与えることが確認できた。今後はドローンに適した通信環境の構築も含めた検討を進める。

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