神戸市機械金属工業会 航空機部品製造技術を活用し子ども用スポーツ車いすを開発

神戸市機械金属工業会(兵庫県神戸市)は2023年11月22日、同会の部会である神戸エアロネットワークが、兵庫県立福祉のまちづくり研究所(兵庫県神戸市)とともに、子ども用スポーツ車いすを開発したと発表した。軽量で、スポーツ種目にとらわれない汎用型のスポーツ車いすで、車いすに乗る子どもたちがスポーツを始めるのに最適なエントリーモデルとなっている。 

この車いすは、神戸エアロネットワークのメンバーであるテックラボと伊福精密の航空機部品製造技術を活用し、子どもでも簡単に操作できるよう軽量化したもの。神戸芸術工科大学、神戸市産業振興財団、神戸市との連携により開発され、JISQ9100(航空宇宙産業品質マネジメントシステム)取得工場で製造された。同製品は、2023年11月29日に開催される兵庫県立福祉のまちづくり研究所 創設30周年記念式典で披露される。  

神戸市機械金属工業会は、神戸市とその周辺における中小機械金属工業の振興と発展を目的に活動。2014年設立の神戸エアロネットワークは、航空機部品製造実績のある企業と、航空機産業進出を目指す企業23社で構成されている。

こども用スポーツ車いす 

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