HTB 「テレビを利用した自治体情報配信システム」を運用開始

HTB北海道テレビは2023年3月20日、ジャパンケーブルキャストと共同開発した「テレビ放送画面で自治体情報を配信するシステム」の本運用を、北海道のむかわ町で2023年4月1日より、全国に先駆けて開始すると発表した。

同サービスの開始により、むかわ町の住民は自宅のテレビでHTBを選局し、データ放送画面の「むかわ町からのお知らせ」メニューを選択することで、自治体からのお知らせを見ることが可能になる。さらに、インターネットに接続したHybridcast対応のテレビでは、町内のハザードマップや定点カメラなどの豊富な防災情報に加えて、地区ごとのごみ出しカレンダー、15地点のピンポイント天気、バスの時刻表、医療機関のお知らせなど、地域生活に必要不可欠な情報が受信できる。 

むかわ町は、2018年の北海道胆振東部地震の被災や復興の過程での経験をもとに、日常から緊急時まで、「住民誰ひとり取り残さない」自治体情報の配信を重要課題と位置付けている。今回のサービスは、胆振管内最大面積を誇るむかわ町において、使い慣れたテレビで分かりやすい配信を実現し、「大切な情報の見逃しや聞き逃し」の軽減を目指している。HTBは、今後もむかわ町が抱える防災や地域情報の課題解決に貢献するとともに、JCC、むかわ町と三者一体となって住民の安心安全な地域生活や利便性の向上、地域のDXに取り組んでいくとしている。

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むかわ町のデータ放送情報画面