スグクル 運転代行のアプリ予約サービスを開発、提供を開始

スグクル(福井県坂井市)は、スマートフォンのアプリから運転代行事業者を予約できるアプリ「スグクル」のサービスを開始したことを2023年11月2日に発表した。スグクルは2022年12月に商業したスタートアップ企業だ。スグクルは既に全国の28県の運転代行業者との業務提携が完了しており、2024年には全国展開を目指す。

地方では個人が車で移動することが多く、飲酒を伴うイベントの際は運転代行サービスを利用する人が多い。ただし、その手配や予約システムは電話がメインとなっており、利用が集中する週末や土日、日中は利用が難しくなるケースがある。スグクルのある福井県坂井市でも、1時間近く配車を待つことが多く、この現状を何とか変えたいと思ったことが創業のきっかけになったという。

運転代行事業者はトラブルを避けるため「知らない電話番号には出ない」などの業界慣習があり、また酔った状態での現金のやり取りで問題が発生することもあった。スマホアプリ「スグクル」では事前に顧客がカード情報を登録することから安全な支払いが可能で、またGPSで走行ルートを記録できるため、より安心して運転を任せることが可能になる。運転代行業者は、予約により業務効率化が可能になり、また飲食店も、運転代行待ちの顧客が店内に滞留する時間が短縮できるため稼働率アップにつながる。

運転代行イメージ