JALとKDDIスマートドローン ドローンの社会実装へ向け資本業務提携

日本航空とKDDIスマートドローンは2023年12月14日、両社の業務提携契約の締結とともに、KDDIスマートドローンが第三者割当増資により発行する株式をJALが取得したと発表した。今後、JAL、KDDI、KDDIスマートドローンの3社は、目視外の遠隔自律飛行をはじめとする高度なドローン活用の実現と利用拡大に共同で取り組み、ドローンの社会実装の加速を目指していく。

JALとKDDIスマートドローンは、ドローンの遠隔運航や空域管理に関わるシステム・サービスの構築、ドローンのフライトマネジメントに関わる研究開発およびオペレーション体制構築などに取り組む。例えば、複数地域の複数ドローンを遠隔で制御・運航することで、企業や自治体の業務効率化や緊急時の対応迅速化、同一空域内で多くのドローンが安全に飛行できる空域管理の実現などを目指す。2024年度内にはドローン運航者を支援するソリューション・サービスを提供し、日本全国の企業や自治体が高度なドローン活用をより簡易に導入できるシステムを共同で展開する。

JALとKDDIは2022年2月、ドローンの社会インフラ化に向け、運航管理の体制構築やビジネスモデルの共同検討に関する基本合意書を締結。奄美群島におけるドローン配送の実装に向けた取り組みや、東京都におけるレベル4飛行に向けた実証実験、「1対多運航」を実現する共同技術開発など、さまざまな取り組みを共同で推進してきた。

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