TBSラジオ 「ラジオ×街歩き」の新体験型音声サービスの実証実験を開始
TBSラジオ(東京都港区)は2023年12月13日、バスキュール(東京都港区)とともに、街歩きとラジオを掛け合わせた体験型音声サービス「Radiho(ラジホ)」の共同開発プロジェクトを始動すると発表した。2024年中の一般公開を目指し、まずTBSラジオの本社がある東京・赤坂から実証実験を開始し、TBSラジオの人気番組との連携をはじめ、将来的には日本全国の地域の魅力を発信するサービスとなることを目指す。
Radihoは、スマートフォンのGPS機能を活用して、ユーザーが歩いている場所に応じたトークを提供する、体験型音声サービス。これまで美術館や観光地などで提供されていた音声ガイドアプリでは、特定のスポットの前で停止して音声を聞くという形式が一般的だったが、Radihoは最新の音声AR技術を用いることで、歩いている間も周囲の景色に合わせたトークが自動的に再生されることが特徴。これにより、ユーザーはまるでラジオパーソナリティと一緒に歩いているような、シームレスで臨場感のある体験を楽しむことができる。
TBSラジオはRadihoを通して、地域の多様な魅力を発信するとともに、ラジオが有するファンコミュニティを活用した新たな人の流れを生み出し、地域経済の活性化・地方創生に繋げることを構想。観光ガイドに載っているような「王道の観光ルート」だけではない、多様な道やルートを案内することで、地域の回遊性を高めるとともに、オーバーツーリズムや渋滞といった社会課題の解決にも貢献することを目指していく。
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