安平町がゼロカーボンシティ実現へ新たな一歩、ステラーグリーンと連携
安平町(町長:及川秀一郎)と株式会社ステラーグリーン(代表取締役社長 兼 CEO:中村彰徳)は、2024年7月31日に「カーボンニュートラルの実現に向けた連携協定」を締結した。この協定により、地域内の森林資源を活用し、二酸化炭素吸収量の増加と地域経済の活性化を目指す。
安平町は「育てたい 暮らしたい 帰りたい みんなで未来へ駈けるまち」を基本テーマに掲げ、将来にわたって子どもの声が地域に響き、若者・子育て世代で賑わうまちを目指している。2024年1月にはゼロカーボンシティ宣言を行い、再生可能エネルギーや省エネルギーの推進を進めてきた。
具体的な取り組みには、森林の適切な管理とカーボンオフセットの推進、J-クレジット制度を活用した吸収量の算定、共有者不明森林や所有者不明森林への対応施策、森林経営支援サービスの展開が含まれる。安平町の及川町長は、「株式会社ステラーグリーンとの連携を通じて、安平町の森林に新たな環境価値を創出し、持続可能なまちづくりの推進を非常に楽しみにしている」と述べた。
株式会社ステラーグリーンは、ソフトバンク株式会社の子会社であるSBプレイヤーズ株式会社の100%子会社である。カーボンニュートラルの実現に向け、森林カーボンクレジットの生成から販売まで、成功報酬型のワンストップサービスを提供している。同社の中村社長も、「安平町との連携を通じて、地域の環境価値を最大限に引き出し、持続可能な未来を共に築いていけることを非常に楽しみにしている」とコメントした。
今回の協定により、安平町の持つ1,000haの森林資源の可視化・価値化を通じて、産業振興や地域課題の解決を目指す。