Secual、ギガプライズ、IIJ 見守り機能搭載した街灯の実証実験を開始

Secual(東京都渋谷区、月刊事業構想2023年10月号参照)、ギガプライズ、インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2023年10月17日、新たなサービス開発に向けて共同で実証実験を開始すると発表した。Secualが提供する防犯・防災・見守り機能を搭載した次世代街灯「Secual Smart Pole」の新たな機能開発や、Smart Poleを活用した新たなサービス構築を目指す。

実証実験では、IIJの千葉県白井市のデータセンターキャンパス(白井DCC)にSmart Poleを設置。白井DCCで運用している無線通信技術の実験施設や、エッジコンピューティング基盤などの新たなIT・ネットワーク技術を用いて、新しい利用形態の創出や活用範囲の拡大に向けた検証を実施する。このような先端技術をSmart Poleと組み合わせることで、災害時などにブロードバンド回線が利用できなくなった場合に、居住者にインターネットサービスを継続して提供できる仕組みや、マンションのデジタル化で活用が見込まれる防犯・スマートロック製品などとの通信連携など、幅広い活用目的での検証が可能になる。

IIJでは2024年度に不動産・不動産管理業界向けマンションDXソリューションの商用化を目指しており、実証実験を通じてSecual・ギガプライズと連携した導入・運用保守体制作りを進めていく考えだ。Secualと、集合住宅向けインターネット接続サービスを提供するギガプライズは、2021年4月から次世代街灯の活用に向けたサービスの共同開発を開始している。

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