パーソナルAI開発のオルツ 人格生成プラットフォームのα版をリリース

パーソナルAI開発のオルツ(東京都港区)は2023年5月23日、デジタル上で人間の再現を可能にする人格生成プラットフォーム「CLONEdev(クローンデブ)」のα版を24日に公開すると発表した。利用者のライフログを活用し、その人格(デジタルクローン)をデジタル上に再現する。

オルツは2014年に設立されたベンチャーで、パーソナルAIや音声認識テクノロジーを活用した「AI GIJIROKU(議事録)」などのSaaSプロダクトを開発・提供。2022年6月にはシリーズDラウンドで35億円の資金調達を実施している。

「CLONEdev」は、オルツのデータ保管システム「alt ID(オルツID)」で保管されるライフログのデータと、言語処理や画像生成などの技術を組み合わせて、一人ひとりの人間の個性を導き出すことで、その人の意思を汲んだ対話が可能なアウトプットを生成する。α版では同社CEOの米倉千貴氏など3名のクローンを人格をトライアルできる。

日本語と英語の対話をサポートすることで、海外でも広く活用されることを目指す。2023年7月までに一般ユーザーにもクローンの生成機能を提供する予定。同社はパーソナルAIや人格生成プラットフォーム技術によって人類の労役をなくすことを目指す。

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人格生成プラットフォーム「CLONEdev」