食用と競合しない植物油で国産SAF初飛行 JTAが那覇―宮古島線で実施

(※本記事は「食品新聞」に2025年4月9日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

SAFを用いて運航実証事業を行った、J-オイルミルズ、日本トランスオーシャン航空、太陽石油、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構

J-オイルミルズと日本トランスオーシャン航空(JTA)、太陽石油、国立研究開発法人新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)は、食用に適さない植物の種子から生成した国産SAFを用いたフライトを3月25日の沖縄県内路線(JTA565便/那覇-宮古島行)で実施した。

NEDO助成事業の「バイオジェット燃料生産技術開発事業/実証を通じたサプライチェーンモデルの構築」の一環。沖縄県内路線での国産SAFを使用したフライトは今回が初めてで、循環型エネルギーの地産地消および脱炭素社会への貢献が期待されている。

今回の取り組みでは、J-オイルミルズは沖縄県管理道路の街路樹から落下した食用に適さない植物のテリハボクおよびポンガミアを原料として、それぞれの種子に適した搾油・精製工程を開発。SAF化の工程を経て、バイオガス原料100%のニートSAFの生成に成功、今回生成したニートSAFは国際品質規格である「ASTM D7566 Annex A2」への適合を確認した。

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