象印とオリゼ 炊飯試験時のごはんをアップサイクルした甘味料を開発

象印マホービンとオリゼは2024年3月22日、炊飯試験時のごはんをアップサイクルさせて製造したオリゼ甘味料(米麹発酵糖分)を使った米麹グラノーラ「ORYZAE GRANOLA」を数量限定で発売した。同商品の利益の10%は農業振興活動団体に寄付される。

オリゼ甘味料は、世界最古のフードテック技術である“発酵”によって作られる米麹由来のサステナブル甘味料。これにより、需要が減少する米の新たな活用法を提案し、古米や屑米のアップサイクルで食品ロス削減にも貢献できる。また、糖分の選択肢の拡大や日本の伝統発酵技術・麹の継承など、健康・文化領域においても持続可能な社会へ向けた一つの方法を提案できる。

象印マホービンはサーキュラエコノミーの実現を目指し、炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんをアップサイクルする取り組みを進めており、今回はその第3弾となる。また、オリゼはこれまで精白米を活用した甘味料製造を行ってきたが、炊飯したごはんを活用するのは今回が初。両社は今後、オリゼ甘味料を活用し、新商品開発も検討していく。

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