東武鉄道 日光・鬼怒川で再生可能エネ100%の電車運行を開始
東武鉄道は、2022年4月1日から、日光・鬼怒川エリアで運行する電車と駅施設、浅草から同エリアへ運行しているすべての特急列車にかかる使用電力を、実質的に再生可能エネルギー由来の電力に置き換える。2022年3月16日に発表した。これにより、同エリアの電車運行にかかるCO2排出量実質ゼロを実現する。
同エリアでは沿線自治体等とともに環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」を提供しており(月刊事業構想2022年3月号参照)、MaaSで利用できるEVカーシェアリングと、今般スタートする実質再生可能エネルギー100%の電車運行を利用することで、二酸化炭素排出量実質ゼロで周遊できるエシカルトラベルが可能となる。
また、東京電力エナジーパートナーのFIT非化石証書を活用したメニューなどを使用し、一部の電力はトラッキング付FIT非化石証書を用いる。これにより東武グループが保有する太陽光発電由来の環境価値が付いた電力を活用するほか、沿線地域の太陽光発電の環境価値も積極的に取り込み、地域の脱炭素化に貢献していく。