ホテル三日月 車海老の陸上養殖などサステナブル事業に着手

ホテル三日月(千葉県木更津市)は、「サステナブルリゾート化計画」として、バイオガス発電や車海老の陸上養殖をはじめとするさまざまな事業を、2024年4月18日より順次開始する。4月6日に発表した。木更津市、特定非営利活動法人 国連の友 Asia-Pacific、世界連邦ユースフォーラムと2023年7月14日に締結した包括連携協定に基づくもの。

「サステナブルリゾート化計画」は、自社消費と新たな資源の創出による資源循環型ホテルの実現を目指すプロジェクト。これに基づき、2024年度から各事業を立ち上げていく。「サステナブルリゾート化計画」では、敷地内で水素プラントによる水素ステーションや電力利用、温泉自噴メタンガスや食品残渣によるバイオガス発電を運用する「再エネパーク」を設置、技術開発の実験場とする。この「再エネパーク」で創出されるグリーン水素、グリーン電力、グリーン金属、排熱を利用し、車海老・バナメイエビの陸上養殖、ハーブ園、アクアポニックスなどを運用していく。また紙ごみの再資源化、ペットボトルキャップをワクチンへ再資源化する取り組みなども実施予定だという。

さらに同計画のもと、2027年度中を目標に、緊急災害時の指定避難所の1つにもなっているホテル三日月において、災害時の食料や電力を自らで確保できる体制も構築する。

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