ジャパンSDGsアワード 総理大臣賞に国際協力NGOのACE
政府は2023年3月17日、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた企業・団体等の取組を表彰する「第6回ジャパンSDGsアワード」の受賞団体を公表した。SDGs推進本部長賞(総理大臣賞)が特定非営利活動法人ACEに、内閣官房長官賞がTABETEレスキュー直売所プロジェクト共同体に、外務大臣賞がFrank PR及び太陽油化に、特別賞が日本基板ネットワークに授与された。
児童労働問題に解決するACEは1997年に日本の学生5名が設立。児童労働の撤廃や子どもの権利の普及に関して世界に対して提言活動を行い、これまでインド・ガーナで2566人の子どもを児童労働から解放し、1万3500人の教育環境の改善に寄与、国内ではキャンペーン、本やイベント、学校で使える教材開発など、多数の啓発活動を行っている。
TABETEレスキュー直売所は、フードシェアリングサービスのTABETEと東松山市、埼玉中央農業組合、大東文化大学、東武鉄道が連携して食品ロス削減に取り組むプロジェクト。東松山市の直売所で売れ残ってしまった農産物を東武鉄道で池袋駅まで運び、販売している。
ジャパンSDGsアワードは、SDGs達成に資する優れた取組を行っている企業・団体等を、SDGs推進本部(本部長:岸田文雄内閣総理大臣)として表彰するもの。NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関等の広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議構成員から成る選考委員会の意見を踏まえて決定される。
第6回ジャパンSDGsアワードの表彰式の模様