合成生物ベンチャーのLogomix シードラウンドで5億円を調達

東京工業大学発ベンチャーのLogomix(東京都中央区)は2023年2月8日、海外・国内のVC等を引受先とした第三者割当増資により、総額5億円のシード資金調達を実施したと発表した。同社はゲノム大規模構築技術をコア技術に、生物種の細胞や細胞システムを機能改変する合成生物ベンチャー。今回の資金調達により研究開発体制を拡充し、米国での本格的な事業展開を図る。

Logomixは2019年設立。バクテリア、酵母、動物培養細胞、ヒト幹細胞など様々な生物種の細胞や細胞システムを機能改変する合成生物ベンチャーで、ゲノムを点で編集するのではなく広範囲に編集できるゲノム大規模構築技術「Geno-Writing」を有する。顧客ニーズに合わせた合成生物学的ソリューションを提供し、製薬企業、化学・素材系企業等などと10件の協業を推進している。 

合成生物学市場はアメリカを中心に多くのメガベンチャーが誕生しているが、Logomix もスタンフォード大学StartX 2022 cohortに採択されるなど、海外でも注目を集める。同社は今後20年で400兆円に達すると予測されているバイオエコノミー世界市場の中心である米国で、本格的な事業展開を図っていく。

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