由比ガ浜湾内の海中遺物探査プロジェクトを開始 鎌倉の2社

斉藤建設(神奈川県鎌倉市)とOceanic Constellations(OC、神奈川県鎌倉市)は、由比ガ浜湾内における海中遺物探査プロジェクトを立ち上げた。2024年4月25日に発表した。

斉藤建設は、明治24年に事業を開始した鎌倉の建設会社。幅広い工事を手掛けているが、特に文化財発掘分野において、鎌倉の数々の文化遺産を発掘調査してきた実績がある。OCは2023年11月に設立された、水上ドローン船ネットワークの実現を目指す鎌倉発の海洋スタートアップ企業だ。

今回のプロジェクトでは、OCが開発を進めているドローン船技術・ソナー技術と通信ネットワーク技術を使って、海底の探査を安価に実施する。斉藤建設は、これまでの文化財発掘の知見を、海中に沈む文化財についても活かせる可能性が出てきた点を重視している。鎌倉においては、海岸から離れた海中の文化財調査を網羅的に行ったプロジェクトがこれまでにはなく、今回のプロジェクトが由比ガ浜湾内における遺物探査の先駆けになる。

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