富士通 インパクト投資を開始、1号案件は五常・アンド・C
富士通は、富士通ベンチャーズが運用するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドの投資対象を拡大すると2024年6月17日に発表した。社会課題解決に挑戦する企業に対する、インパクト投資を開始する。
第1号案件として、途上国で低所得者層向けにマイクロファイナンスなどの金融サービスを提供する五常・アンド・カンパニーを選び、2024年5月に出資を行った。インパクト投資は、経済的な利益と、社会や環境に対するプラスの影響を同時に生み出すことを目的とした投資だ。富士通ではインパクト投資を通じて、社会課題解決に挑戦するさまざまな企業を広く支援する考えだ。
2021年4月に設立した富士通ベンチャーズでは、これまで富士通の事業領域において、同社と協業する国内外のスタートアップに投資してきた。2023年5月から、富士通は必要不可欠な貢献分野として「地球環境問題の解決」「デジタル社会の発展」「人々のウェルビーイングの向上」の3分野を挙げている。これらに共感するパートナーと連携し、産業の垣根を越えたエコシステム構築が必要不可欠との考えから、今回インパクト投資の開始に至った。
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