JTB グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会に加盟、覚書を締結

JTBグループは、サステナブルツーリズムのグローバル基準を管理するグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC)にメンバーとして加盟し、協力覚書(MOU)を締結した。2022年3月11日に発表した。

GSTCは、世界中に数多く存在するサステナブル認証の統一した基準を定めることを目的に、国連機関などの支援を受けて2007年に設立された組織。サステナブルツーリズムの国際基準の制定・管理や、人財育成のための研修プログラムの提供を行っている(関連記事・月刊事業構想2022年3月号参照)。

今回、GSTCに加盟することで、JTBグループは、GSTCのグローバル基準や知識、グローバル市場へにアクセスできるようになる。自社の広範囲な市場リーチを活用し、JTBの事業とそのサプライチェーンにおける持続可能性の積極的な向上を図る。

さらに、GSTC認定の認証機関から認証を受けたホテルや DMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)との連携を強化する方針だ。持続可能な旅行のサプライチェーンに関する新たな方針を策定していく。

また、GSTCと協力し、ツーリズム事業者である社員、サプライヤー、関連するステークホルダーが業務においてGSTC基準の知識を最大限に活用できるよう教育・研修を行う。サステナビリティに関する商品やサービスを永続的に提供するため、次世代人材への働きかけにも注力していく予定だ。