アーバンネット仙台中央ビルが開業 イノベーション拠点を目指す

NTT都市開発は、仙台市青葉区中央4丁目の「アーバンネット仙台中央ビル」の開業を2024年3月14日に発表した。同時に、同物件の1階~4階の施設名称を「YUI NOS(ゆいのす)」に決定した。「YUI NOS」では、コワーキングスペース、カンファレンス、イノベーションスペースなどの交流空間を整備し、産官学の連携によるスタートアップ支援や多様なコミュニティの創出を目指していく予定だ。

同ビルは仙台市の進める「せんだい都心再構築プロジェクト」の第1号物件。「YUI NOS」を通じて、次世代放射光施設「NanoTerasu」との連携、スタートアップ拠点の構築、地域の賑わいと回遊の促進により、周辺地域のさらなる活性化に寄与する。3階のシェアオフィスには、スタートアップ企業や仙台市、宮城県、東北大学等が入居を予定している。NTT東日本が4階で運営を開始する「スマートイノベーションラボ 仙台」では、ICTを活用した新ビジネス創出および地域の課題解決に向けた実証実験の場を提供していく。

YUI NOSの施設運営会社としては、ATOMica(宮崎市)を選定した。YUI NOSのコワーキングスペースは、起業家や学生、一般企業などさまざまな人が利用できるようにしている。ここでは企業をつなぐイベントの実施や、アプリケーション「knotPLACE」を活用したマッチングによりイノベーションの活性化をはかる。拠点にはコミュニティマネージャーが常駐し、様々な人との交流支援や地域コミュニティを形成するとともに、仙台市がコワーキングスペースに開設する「仙台スタートアップスタジオ」と連携したワンストップ支援拠点機能も導入。仙台市の新たな共創・イノベーション創出拠点となることを目指す。

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