気候変動下でもワイン用ブドウ栽培を持続 キリンと理研が共同研究を開始

(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2026年9月9日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

キリンホールディングスの飲料未来研究所は、ワイン用ブドウの暑熱・乾燥環境への適応力向上に向けた共同研究を、国立研究開発法人理化学研究所(理研)の環境資源科学研究センターと開始。理研環境資源科学研究センターが持つ植物の環境ストレス応答に関する研究知見と、キリンおよびメルシャンの研究開発・栽培技術の知見を組み合わせ、シャトー・メルシャン椀子ヴィンヤードの実栽培環境で検証を進める。また、気候変動下においても既存品種の品質や収量を維持し、栽培を継続できる技術につながる知見の獲得を目指す。

近年の気候変動に伴う高温化や乾燥は、ワイン用ブドウの生育や品質への影響に加え、水資源の利用にも関わる課題として、世界のワイン産地で関心が高まっている。こうした環境変化への対応として灌漑などが行われているが、水資源が限られる地域では農業用水の確保そのものが課題に。そのため、限られた水資源を有効に活用しながら、気候変動下でも持続可能な栽培を実現するための新たな技術や知見が求められている。

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