ライフネット生命、エーザイ 認知症保険「be」を共同開発

ライフネット生命保険とエーザイは、認知症や軽度認知障害(MCI)の早期発見・早期治療をサポートする認知症保険「be」を共同で開発したと、2024年3月21日に発表した。ライフネット生命とエーザイは、2022年8月に認知症領域等での協業に向けた資本業務提携契約を締結。その後、両社の取り組みとして、新たな保険商品・サービスを検討、今回の商品化に至った。

認知症と診断される一歩手前の状態、MCIの治療には生活習慣の改善や運動などが効果的とされる。早期に発見し、適切な予防や治療を行うことで、回復がみられたり、現状の維持や認知症への進行を遅らせられる場合もある。また一部のMCIと軽度の認知症について2023年に新たな治療薬が承認され、早期の治療として投薬治療も選択肢になる可能性がある。

一方で、投薬治療には健康保険が適用されるものの、検査なども含めると一定の自己負担が必要となる。そこで経済的な備えとなる「早期発見・早期治療」をコンセプトとした認知症保険を共同で開発した。初めて認知症と診断されたとき、認知症診断一時金を支払い、またMCIと診断された場合にも、軽度認知障害診断一時金を支給する。この保険はライフネット生命が販売する。

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