SBIグループ 脆弱性診断とセキュリティ保険をセットで提供開始
SBI損害保険(SBI損保)は、同じSBIグループのSBI EVERSPINが2023年11月6日から提供を開始した脆弱性診断サービス「アドバンスト・プラン」において、「サイバーセキュリティ保険」のサービスを始める。この「サイバーセキュリティ保険」の支払限度額は2000万円で、脆弱性診断サービスに付帯するサイバー保険としては業界最高水準となる。
SBI EVERSPINが立ち上げた「アドバンスト・プラン」は、ホワイトハッカーで構成されたチームが、システムにおける脆弱性を多角的な視点で診断する。発見したセキュリティ脆弱性に対しては、それをカバーする必要な技術や手法などを提案する。その特典として提供する「サイバーセキュリティ保険」は、被害件数が高水準で推移しているランサムウェア被害を受けた企業の約30%が、復旧費用に1000万円以上かかったという調査結果をもとに、賠償損害、費用損害を合計2000万円まで補償するよう設計した。
サイバー攻撃を受けた場合、損害賠償や復旧への費用がかかるが、その損害を補償するサイバー保険の普及率は日本損害保険協会によると7.8%にとどまる。SBI損保では今後も、グループ内企業や他企業との連携を進める方針だ。
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