concept ブロックチェーンを活用した舞台芸術支援プラットフォームの開発を開始

舞台及び映像コンテンツを企画プロデュースするconSept(コンセプト、東京都渋谷区)は2024年1月9日、舞台芸術における新たな製作費調達の手法提供とこれに伴う観客の新たな舞台芸術への参加スタイルを提供することを目的としたブロックチェーン・プラットフォーム「SoThiater(ソシアター)」の開発をスタートしたと発表した。2024年夏のサービスリリースを予定している。

 「SoThiater」は、舞台作品における有形資産(大道具、小道具、衣装など)や無形資産(台詞、音、照明など)をトークン化し、その一部を観客が共同所有する形で、観客が擬似的に製作者の1人となれるプラットフォーム。これにより、舞台の製作者は作品に含まれるクリエイティブ要素を分割して、観客を含む外部の支援者に提供し製作費調達の一部とすることができる。また、支援者は製作者から提供されたクリエイティブ要素の一部を所有することで、作品のオーナーの一人となり、本当の意味で観客が作品そのものに参加する新たな観劇スタイルを楽しむことができるようになる。

 conSeptは、舞台芸術と映像を中心とする文化コンテンツを社会の様々な接点につなげることを目指して、2017年6月に設立。「SoThiater」のプロジェクトは、2023年12月23日に実施された「大阪関西国際芸術祭 Vol.3」において株式会社アートローグ、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁が共同主催した初のクリエイティブ産業特化型ビジネスコンテスト「StARTs UPs(スターツアップス)」で2位に入賞していた。

 

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