山形県庄内町 町全体をデジタル研究所として実証実験を行う企業を募集

山形県庄内町は2024年2月15日、地元住民や事業者の多種多様な困りごとに対し、町全体をデジタル研究所として実証実験に取り組みながら解決を図る企業を募集するプロジェクト「D-labo(デジタルラボ)」を開始すると発表した。地元事業者のDXにより、町全体の生産性向上や地域活性化につなげることを期待しており、自社サービスの実証実験の場として町を活用してほしいとしている。

「D-labo」は、町全体で様々な実証実験に取り組みながら、全国の企業が地元住民や事業者の多種多様な困りごとに対し、デジタルの力を使って解決を図る事業。庄内町は、住民や地元事業者から、時間がかかっている業務や困っていること等をヒアリングし、その内容をベンダー等に投げかけ、解決策を持っている事業者とマッチングする。庄内町は課題のヒアリングだけでなく、トライアル段階から進捗状況等を確認し、スムーズな運営を推進。地域事業者に補助金の案内を行う等、サービスを本格導入してもらいやすい環境づくりも進める。また、商工会や山形県よろず支援拠点等の支援機関とも連携を図り、多角的な視点で応募事業者の経営をサポートする。

庄内町では2022~2023年度にかけて、行政手続きの申請から通知までのデジタル化を進めており、約200の申請をオンライン化し、会議案内もスマホで受け取れるようにした。今後は行政だけではなく、地元事業者のDXを進めることで町全体の生産性向上や地域活性化につなげたいと、同事業を開始した。

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