筑波大発ベンチャーのリーバー 累計調達額が10億円を突破
茨城大学発、医療相談アプリ「リーバー」を提供するリーバー(月刊事業構想2021年3月号参照)は、LITALICO、CBC、常陽キャピタルパートナーズなどの6社から融資を含む資金調達を実施。累計調達金額が10億円を突破した。2022年2月10日に発表した。
医療相談アプリ「LEVER」は、24時間365日スマホで医師に相談ができるアプリ。現在300人以上の医師が登録されており、症状や悩みをアプリでチャットボット形式で入力すると、医者がすきま時間に相談を確認し、症状に合わせてアドバイスを行う。
外出自粛などにより病院やクリニックに行きにくい人でも、アプリを通じて医師に気軽に相談することができる。リーバーに加え、教育機関に毎日の検温結果と体調、出欠席の報告ができる「LEBER for School」(6カ国語対応)、企業向けに検温・体調報告とストレスチェックを組み合わせられる「LEBER for Business」(6カ国語対応)もサービスを開始しており、全国で利用者が拡大している。
今回の資金調達により、医療相談アプリ「リーバー」の提供体制をより一層強化する。感染症の発生状況を調査・集計することにより、感染症の蔓延と予防に役立てる「感染症AIサーベイランス」の実現を図る。