東京メトロ 交通・観光プラットフォーム事業展開のリンクティビティと資本業務提携

東京メトロと、交通・観光プラットフォーム事業を展開するリンクティビティは2024年3月25日、資本業務提携を締結したと発表した。両社は今後、東京ならではの魅力ある観光施設や体験を凝縮したインバウンド向け新商品の開発などにより、新時代のインバウンド戦略を推進していく。

これまで東京メトロとリンクティビティは、東京メトロ全線・都営地下鉄全線が利用できる旅行者向けの企画乗車券「Tokyo Subway Ticket」について、訪日外国人客を中心に、従来は有人窓口で販売・引換えを行っていたものを、2020年3月からリンクティビティの販売網を通じてオンライン販売し、引換も駅構内の券売機で発券する等、鉄道業界において先進的な取り組みを行ってきた。

両社は今回の出資によりさらに関係性を強め、世界各国での「Tokyo Subway Ticket」の販売強化を行うとともに、東京ならではの様々な観光施設をフリーパスで回れる乗車券付きの新商品「Tokyo City Pass」(仮称)の開発を進める。また、新商品の開発により、東京の観光施設へのアクセスを向上させ、東京の都市内観光「City Tourism」を通じて沿線地域のにぎわいに貢献することを目指す。さらに、東京メトロは今後予定している各種クレジットカードのタッチ決済及びQRコードを活用した乗車サービスにおける企画乗車券の販売に関し、リンクティビティと連携して実証実験を進めていく。

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