配管メンテロボのソラリス 4.3億円を資金調達
ソラリス(東京都板橋区)は、2024年6月28日、第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資で4.3億円を資金調達したと発表した。同社はこれまで6.2億円の資金調達を実施しており、今回を加えると累計調達額は10.5億円となった。
ソラリスは、狭い配管内で自立走行ができるミミズ型ロボット「Sooha」を開発・提供している。これは、中央大学での研究成果に基づき開発した、独自の空気圧人工筋肉を応用したものだ。前回の資金調達の後、様々な配管径に対応するために「Sooha」のラインナップを増やし、ロボットの品質を向上させた。その成果をもとに、今回調達した資金で、半導体、鉄道・上下水道・ガス、その他製造工場における予防保全型のインフラメンテナンスサービスを実現する予定だ。2023年12月から、三菱HCキャピタルと共同で提供を開始しているトライアルサービスの結果を元に、予防保全型インフラメンテナンスのサービスモデルの構築、提供先の拡大を進める。
今回の増資を引き受けたのは、DCIベンチャー成長支援2号投資事業有限責任組合(大和企業投資)、三菱HCキャピタル、MSIVC2023V投資事業有限責任組合(三井住友海上キャピタル)、JR東日本スタートアップ、SGインキュベート第3号投資事業有限責任組合の5社。
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