Vライバーの約4割が現役会社員 接客業出身が最多 副業としてのアバター活用進む

Vライバー事務所「Linear(リニア)」を運営する株式会社エンターファンズ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中川拓哉)は2026年4月24日、所属Vライバーを対象とした「活動実態に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査の結果、所属Vライバーの42%が本業を持つ会社員であり、アバターを活用して顔を出さずに副業として配信活動を行う実態が明らかになった。学生やフリーランス中心とされてきたVライバー像は変化し、企業に在籍しながら第二のキャリアを形成する層が一定の厚みを持ちつつある。

職種は接客・サービス業が最多、専門職の参入も

現在の職業を尋ねたところ、「会社員(正社員・契約社員・派遣社員)」との回答が42%を占めた。会社員ライバーの職種別では、販売や飲食などの接客・サービス業が約28%で最多となり、事務・バックオフィス、営業職、IT関連職を合わせたデスクワーク職が約19%で続いた。このほか、施工管理、建築技術職、育成牧場スタッフ、ゲームデバッガーなど、専門性の高い職種の回答も寄せられた。接客業で日頃から培われるコミュニケーション能力やリスナーへの細やかな気配りが、配信活動と親和性が高いとみられる。

活動時間は21時以降、1日2〜3時間が中心

配信の時間帯は「21時〜24時」が最多で、1日あたりの平均活動時間は2〜3時間となった。通勤時間や家事の合間を活用し、タイムパフォーマンスを重視した合理的な副業スタイルが定着しつつある。スマートフォン1台で自宅から配信できる手軽さと、初期投資の少なさも、忙しい会社員層に適しているという。

匿名性が会社員層の参入を促す要因に

自由回答では、会社員ライバーから「副業禁止ではないが、顔を出して目立つのは避けたい。アバターなら安心して活動できる」「会社員としての自分とは別の、本来の性格(キャラクター)で社会と繋がれるのがリフレッシュになる」といった声が寄せられた。同社は、身バレを防ぎたい慎重な会社員層にとってVライバーが副業・自己実現の選択肢になっていると分析。組織に属しながら自らのスキルを活かして稼ぐ「ハイブリッドな生き方」が今後さらに加速すると予測している。

調査期間は2025年11月1日〜11月18日、所属Vライバーを対象にインターネットで実施し、164名から有効回答を得た。