長瀬産業 中経KPIに従業員エンゲージメントと脱炭素を設定
長瀬産業は、2022年5月10日、中期経営計画「ACE2.0」における非財務目標(KPI)を発表した(月刊事業構想2022年4月号参照)。
設定したテーマは、「従業員エンゲージメント向上」と「カーボンニュートラル」。そのテーマに沿ったKPIとして、従業員エンゲージメントでは、グループ会社に対しては定期的にエンゲージメントサーベイを実施すること、長瀬産業単体としてはエンゲージメントサーベイトータルスコアを60以上とすること、を挙げた。
カーボンニュートラルについては、連結では2013年比のScope1,2削減率を37%以上、再生可能エネルギー発電・購入による削減量を累計3万5000トン以上とする。長瀬産業単体ではScope2ゼロエミッションを達成すること、を挙げている。
長瀬産業は、創業200年にあたる2032年に向け、そこからバックキャスティングした中期経営計画「ACE2.0(2021年度〜2025年度)」を策定している。今回定めたKPIは、「ありたい姿」の実現に向け特定したマテリアリティ(重要課題)に対する取組みを定量評価し、モニタリングするためのもの。