IGES　企業の指針となる脱炭素ロードマップを発表

公益財団法人地球環境戦略研究機関（IGES）は、企業が脱炭素に取り組む際の指針となることを目指したロードマップ「1.5℃ロードマップ-脱炭素でチャンスをつかむ。未来をつくる。」を2024年を4月3日に公表した。2023年12月に発表した、1.5℃目標に整合した社会への道筋を描くテクニカルレポート「IGES 1.5℃ロードマップ - 日本の排出削減目標の野心度引き上げと 豊かな社会を両立するためのアクションプラン」に基づくもの。

テクニカルレポートは、170ページにわたって気候変動とその他の様々な社会的課題の統合的な解決につながるアクションを時系列でまとめている。今回発表したロードマップでは、テクニカルレポートの内容を企業などがより気軽に参照できるような形に再構成している。

具体的には、1.5℃の世界に向かう中で生まれるであろう社会経済の変化とそれに伴う事業機会を「5つの変化」と「20の好機」としてまとめた。各ビジネスセクターで、いつどのような変化が生じるかを示し、各社が自社事業に関連する事業機会を特定しやすいようにした。「5つの変化」の関係性を視覚化したことで、事業機会を活かすために必要なルールメイキングなどのアクションも分かる。

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