オリックス 個人向けローン事業をNTTドコモと共同事業化

オリックスは、オリックス・クレジットの株式の一部をNTTドコモに譲渡し、共同事業化することを2024年3月6日に発表した。オリックス・クレジットはオリックスグループの総合信販会社で、個人向けローンと信用保証事業、モーゲージバンク事業を手掛ける企業だ。

現在、個人向け金融サービスの市場は、少子高齢化やIT・デジタル技術を活用した異業種からの参入で競争が厳しくなっている。そこでオリックスとNTTドコモで協力して、オリックス・クレジットがこれまで培ってきた個人向け金融の審査ノウハウ・オペレーションと、NTTドコモの会員・事業基盤、データを活用した融資分野の業容拡大を目指す。同時に、新しい融資サービスや住宅ローンなども開発・提供していく考えだ。

オリックス・クレジットは1979年の創業で、長く個人向け金融サービスを手掛けてきた。例えばローン事業では1987年に低金利・大型枠の「VIPローンカード」を立ち上げるなど、プレミアム・カードローンのサービスの先駆者として知られている。

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