農林水産省 外国人に日本の魅力を伝える食体験「商品」の優秀商品を決定

農林水産省は2024年1月30日、「食かけるプロジェクト」の一環として実施している「越境ECを通じた日本の食文化・食体験『商品』輸出化プロジェクト」において、3つの優秀商品を決定したと発表した。これらの商品に対しては、越境ECでのテスト販売や、SNSを活用した情報発信等の越境ECでの販売に向けた支援を今後行っていく。

今回選定されたのは、玉谷製麺所(山形県)の「サクラパスタ」、石井味噌(長野県)の「ヘルシー味噌汁体験セット」、國和産業(岡山県)の「山柿庵やま柿」の3つ。「サクラパスタ」は桜をかたどったパスタで、サラダや煮物、スープ等に添えてワンポイントとして使え、器の中でお花見気分を楽しむことができる。「ヘルシー味噌汁体験セット」は本格的でヘルシーな味噌汁をどこでも簡単に再現することができる商品で、杉桶仕込・天然醸造の三年熟成の信州味噌と、長野県の名産糸寒天と出汁がセットになっている。「山柿庵やま柿」は、干し柿をひらいて巻いた、岡山県の柿産地などに伝わる伝統茶菓「柿巻」をスライスした干し柿のお菓子で、酒類や乳製品との相性がよく、海外の食材ともよく合うことが特徴だ。

「食かけるプロジェクト」は、訪日中に食体験を楽しんだ外国人が帰国後も本国にいながら日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていく取組。農林水産省は、地域の食文化・食体験の魅力を伝える食体験「商品」を募集・選定し、越境ECによる輸出商品化を支援するため、2023年4月から6月にかけて食体験「商品」の募集を実施。結果的に87商品の応募があり、優秀商品として今回の3商品が決定した。



左より「サクラパスタ」、「ヘルシー味噌汁体験セット」、「山柿庵やま柿」

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