日本郵船、日本海洋事業 洋上風力発電の訓練センターを男鹿市に4月に開所

日本郵船は日本海洋事業とのコンソーシアムで準備を進めてきた、船員や洋上風力発電の作業員を育成する訓練センターを2024年4月に開所することを2024年1月5日に発表した。

「風と海の学校 あきた」の名称で、秋田県立男鹿海洋高等学校(男鹿海洋高校)内に開所する。訓練センターは、経済産業省資源エネルギー庁の2022年度・2023年度の「洋上風力発電人材育成事業費補助金」を用いて設立する。洋上風力事業に携わる人材の輩出とともに、産官学連携で次世代を教育する地方創生の拠点となることも目指す。

この訓練センターでは、(1)作業員向け基本安全訓練(GWO BST5)と(2)船員向け基本安全訓練(STCW訓練)、(3)シミュレータによる作業員輸送船(CTV)の操船訓練を提供する予定だ。男鹿海洋高校の大水深プールで、海中転落時や遭難時の生存訓練、船上で火災が発生した場合の消火訓練なども行う。年間1000人程度をトレーニングすることを目指す。同時に、男鹿海洋高校の生徒や近隣の小中学生などに開放し、将来の海事人材の育成につなげる。

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