三菱UFJ信託銀行など5社 国産SCのカーボンクレジット決済に向け検討開始

KlimaDAO JAPANとJPYC、三菱UFJ信託銀行、Progmat、オプテージは、ステーブルコイン(SC)「JPYC(信託型)」をデジタルカーボンクレジット決済に活用するための共同検討を開始した。2024年5月21日に発表した。

KlimaDAO JAPANが開設予定の、ブロックチェーンを活用したカーボンマーケットプレイス「KlimaDAO JAPAN MARKET」と「Progmat Coin」基盤が連携し、オプテージが企業向けインフラを提供する。国内初となる高い透明性・信頼性・効率性を担保したカーボンクレジットの企業間売買が可能になるという。

KlimaDAOのマーケットプレイス「Carbonmark」と連携し、決済に各種国産SCを用いることで、国境を越えた流動性創出を目指す。J-クレジットと、日本発のボランタリークレジット(VC、企業や個人が自主的に購入するカーボンクレジット)に対応したマーケットプレイス「KlimaDAO JAPAN MARKET」を新たに開設、段階的にグローバルベースの流動性を提供する計画だ。

デジタルカーボンクレジットは、KlimaDAO JAPANが企業・自治体から買い取ったJ-クレジットなどに対する引渡請求権を、世界中からアクセス可能なパーミッションレスブロックチェーン上のトークンとして発行するもの。このブロックチェーンにアクセスし、デジタルカーボンクレジットを管理するために必要な企業向けインフラをオプテージが提供し、銀行送金などでの資金決済とすることで、まずは企業が取引参加しやすい環境で市場を開設する。

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