三菱地所 24年秋に気候テックのイノベーション拠点を新大手町ビルに開設

三菱地所は、2024年秋、「気候テック(Climate Tech)」領域における国内初のイノベーション拠点「(仮称)Japan Climate Tech Lab」を「新大手町ビル」(東京都千代田区大手町2-2-1)に開設する。2023年12月18日に発表した。

気候テックとは、脱炭素社会に向けて二酸化炭素などの温室効果ガスを削減するなど、気候変動対策を目的としたテクノロジーの総称。広さ1800平方メートルの同拠点では、気候変動対策に取り組むスタートアップを含む事業会社やベンチャーキャピタル、金融機関、アカデミア、行政機関、NPOなどの産・官・学の関係者が有機的に連携し、イノベーションの創出を目指すという。

設備としては交流ラウンジや、カフェ・キッチン、セミナーやワークショップのためのイベントスペース、活動拠点となるサービスオフィスなどを備える予定。スタートアップの成長支援、アカデミアや行政機関との連携による最新トレンドの発信、気候変動とその対策に関するリカレントプログラムの実施や、カーボンニュートラル達成に向けて活動する事業会社の課題解決支援プログラムの実施も予定している。

三菱地所ではこれまでにも様々なスタートアップ支援の場を提供してきた。フィンテックのスタートアップのためのFINOLAB、先端テクノロジーと大企業の新事業・研究開発を担うチーム・人材が集まるInspired.Lab、シードからアーリーステージのスタートアップが集まるTOKIWA BRIDGEのほか、東京大学の起業家支援プログラムFoundXの施設や、東京医科歯科大学と共同運営する医療イノベーションハブTMDU Innovation Parkをなどを運営している。

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