事業構想大学院大学・院生インタビュー【事業承継コース編】Vol.1

事業構想大学院大学では、2024年度に「事業承継コース」を新設しました。今回は2025年度に入学し、事業承継コースで学ぶ院生を対象にインタビューを実施。入学したきっかけやどんな学びがあるかについてお話を伺いました。「事業承継コース」では説明会・個別相談会を実施しております。

1人目:「学びを事業に活かすことがゴール」

寮 朋子さん

寮 朋子さん

寮 朋子(りょう・ともこ)/東京校14期生(2025年度入学)

事業を通じた地方創生を構想中

実家の家業を継ぐために事業承継コースで学んでいます。自分で起業するという選択肢もありましたが、既存の会社で新規事業を立ち上げ、進化させていく道もあるのではないかと考えました。しかしこれまでの会社員的な考え方では従業員の生活を守ることはできないと感じ、キャリアコンサルタントに相談したところ、本学を勧められました。事業構想という言葉自体、最初はよくわからずに入学しましたが、フラットに学ぶことができています。

特に印象深いのは、先生から「習ったことはすぐに実践しないと棒に振る」と言われたことです。私たちは学ぶことが目的ではなく、それを事業に活かすことがゴールです。この言葉で実践の重要性を痛感しました。将来は、事業を通じて空き家や空き店舗をリノベーションして移住者を増やしたり、地元の観光資源や農業との連携で循環型の新規事業を構想しています。何か新しいことを始めたいと迷っている方は、まずは一歩を踏み出してほしいと思います。

2人目:事業承継の“問い”を胸に大学の門を叩く

森口功造さん

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森口功造(もりぐち・こうぞう)

川村インターナショナル代表取締役社長/東京校14期生(2025年度入学)

 「自分の立ち位置が明確になった」

私は翻訳業界で40年近い歴史を持つ会社を承継しましたが、「いつが事業承継の終わりなのだろう」という疑問を抱いていました。社長になったからといって承継が完了するわけではない。そんな時に本学の事業承継コースの存在を知りました。

入学して最も大きな収穫は「事業承継とは駅伝のバトンリレーのようなもの」という概念を得たことです。バトンを受け継ぎ、次の世代に渡す。この定義により、自分の立ち位置が明確になりました。

社長業と学業の両立は簡単ではありません。しかし意外な副産物がありました。代表が勉強する姿を見て、社員たちの学習意欲が高まったのです。何歳からでも学び続けることの大切さを示せたのではないでしょうか。

AIが発達する中、私たちはコンテンツ発信へのシフトを考えています。日本の優れたコンテンツを世界に発信するビジネスを通じて、次世代の経営を構想していきたいと考えています。

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【事業承継コースとは?】

事業構想大学院大学では、事業承継予定者、第三者承継予定者などを対象とした「事業承継コース」を2024年4月に新設しました。現在の日本では、永年にわたり黒字経営を継続しているにもかかわらず、事業承継者がいないために廃業、M&Aする企業が多くみられ、今後、増加することが予想されています。「事業承継コース」では、企業理念の明確化、ステークホルダーからの期待の理解、社会における存在価値の追求、時代にあった商品・サービス開発などに取り組みます。「事業承継コース」の説明会・個別相談会を実施しております。お申し込み・詳細はこちらから。