まちづくり会社/地域エネルギー会社の人材課題を解決する新サービス ローカルグッドが業界特化型の自走化まで支援[AD]
まちづくり会社や地域エネルギー会社の設立・運営支援に携わってきた一般社団法人ローカルグッド創成支援機構が、それぞれに特化した採用代行サービスを開始した。これは、地域創生を担う小規模組織が抱える採用課題に対し、業界の特性を熟知した専門人材が支援を行うことで、本来の地域課題解決に注力できる環境を整備する取り組みだ。採用業務の代行に加え、採用ノウハウを丁寧に提供することで、次回以降は自社で採用を完結できる「自走化」を目指す点が特徴となっている。
地域課題解決の担い手が直面する採用の壁
近年、地方創生の重要性が叫ばれる中、全国各地でまちづくり会社が誕生している。地域の賑わい創出、空き家活用、観光振興など多種多様な地域課題解決に取り組んでおり、公共性の高い使命を担う。一方で、出資元としては、自治体や地域金融機関、地元企業などが多く、民間企業としての効率的な経営も求められている現状がある。
ローカルグッド創成支援機構は、東日本大震災での経験を契機に2014年に創立された団体で、地域エネルギー会社31社、自治体37団体、企業・団体23組織、大学5校の計96会員と連携し、地域活性化事業のノウハウ共有を行ってきた。その活動は高く評価され、環境省 「環境省グッドライフアワード」環境大臣賞(2019年度:NPO)受賞をはじめとし、名実共に着実に成果を挙げ始めている。
こうした支援活動を通じて浮かび上がってきたのが、会員団体に共通する採用課題だった。小規模・新設のまちづくり会社では「採用の専任担当者を置く余裕がない」「採用ノウハウが組織内に蓄積されていない」「採用業務が本来の事業活動を圧迫している」という声が数多く浮上。限られた人員で地域との調整、イベント運営、施設管理など多岐にわたる業務をこなす中、採用活動に十分な時間と労力を割くことが困難な状況が続いていたのだ。
業界を知る専門人材による伴走型支援
こうした現場の声に応える形で開始されたのが、まちづくり会社特化型の採用代行サービスである(https://localgood.or.jp/recruit-community/)。
このサービスの最大の特徴は、業界の特性や求められる人材像を深く理解した専門人材が、採用プロセス全体を伴走する点にある。代行する業務内容は、面接を除く採用プロセスのほぼすべてに及ぶ。設計段階では、採用人材の要件定義とペルソナ設計、募集媒体選定や訴求ポイントの洗い出し、求人票・スカウト文作成や選考フロー構築などを行う。実行段階では、スカウトメール送信や書類選考、面談日調整から応募者対応、エージェントマネジメントまで担当。振り返り段階では、オンラインミーティングを通じた改善提案や求人内容のリライトまで実施するという。
注目すべきは「採用ノウハウの移転」を重視している点だ。進捗ミーティングでは、「なぜこの媒体を選んだのか」「どのような表現が応募者に響くか」といった問いかけを通じて、丁寧に支援。さらにノウハウ集である「まちづくり会社のための採用『虎の巻』(基礎編)~会社と地域の未来をつくるために~」を提供することで、組織が自力で採用活動を継続できる「自走化」を実現する。

料金は2025年度特別料金として、登録費用11万円(税込)、成功報酬99万円(税込)と利用しやすい価格帯に設定されている(条件に応じた返金制度あり)。以下リンクより、詳細が確認出来る。
採用支援|まちづくり会社向け | ローカルグッド創成支援機構(https://localgood.or.jp/recruit-community/)
地域新電力にも同様の支援を展開
同機構は、地域新電力向けにも同様のサービスを開始した。地域新電力向けには、採用代行に加えて「アドバイザー・社外取締役紹介事業」も開始。これは、ローカルグッド創成支援機構のネットワークを活かし、地域新電力事業を経営・運営している実務家をアドバイザーや社外取締役として紹介する仕組みだ。
リスクマネジメントや需給管理、マイクログリッド事業など、多様な専門性を持つプロフェッショナルが非常勤で支援する。この取り組みには、単に経験者の紹介に留まらず、「地域から地域へのノウハウ移転」を促進するという特徴がある。先行事例の知見を横展開することで、各地の地域新電力がより早く地域に価値を提供できるようになることが期待される。
地域価値創出のためのプラットフォームとして
ローカルグッド創成支援機構は「Share(共有)」「Open(補完)」「DIT(Do It Together)」の3つを基本メソッドとして掲げる。地域が限られた資源で活動するために業務システムやノウハウを共有し、相互に補完し合い、後発を育て連携する。この理念に基づき、地域新電力向けには業務システム共有、需給管理トレーニング、電源の共同調達など実務レベルでの支援を提供してきた。

今回の採用支援や経営人材紹介事業は、こうした取り組みの延長線上だ。一過性の採用支援・人材紹介ではなく、「ノウハウ移転・共有」こそが、この事業の根幹にあり、地域エネルギー会社やまちづくり会社に真摯に向き合ってきたからこそのサービスである。地域の持続可能な成長を支える、真のパートナーシップがここにある。
【まちづくり会社特化の採用代行&ノウハウ提供事業についてはこちらから】