MRT 医師・医療従事者に向け「わかやま医療版ワーケーション」開始
MRT(東京都渋谷区、月刊事業構想2021年10月号参照)は、地域の医師・医療従事者不足解消を目的に、「わかやま医療版ワーケーション」を開始する。2024年6月11日に発表した。
MRTは、働きながら地方都市での余暇を過ごしたい医療従事者に向け、全国的に医療版ワーケーションの取り組みを進めており、和歌山県以外の地域ではこれに応募した医師も出ている。将来的な医師の地域偏在や診療科偏在の解消を目的としたものだ。
わかやま医療版ワーケーションは、大型連休や他休日に合わせて実施を予定している。応募した医療従事者は、和歌山県内の紀南エリアを中心とした希望する医療機関(分娩および救急)での非常勤勤務、および近隣観光のため数日間滞在することになる。
和歌山県は、人口10万人あたりの医師数は全国平均を上回っているが、医師の地域偏在が非常に大きいという課題を抱えている。特に紀南エリアの人口減少が大きく、高齢化率も全国平均を10%近く上回っていることから、医療ニーズの拡大、医師不足による医療現場のひっ迫が懸念される。そこで和歌山県は、MRTと2023年に医師確保と医療DXの実現に向けた連携協定を締結している。
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