体験講義・ワークショップで実感できる 事業構想計画の作成

経験を活かして新たな挑戦
病院薬剤師のキャリア支援構想

村田 久枝（むらた・ひさえ）
大阪警察病院 薬剤部 部長
大阪校4期生（2021年度入学）

セカンドキャリアとして異なる分野の学びを検討する中、知識だけでなく実践を目指す本学に興味を持ち入学しました。これまで経験ない全く新しい分野で一からの学びでしたので、入学当初は様々な講義で情報に圧倒されましたが、それらを咀嚼していく中で、実は重なり合う部分があると体系的に理解できるようになりました。事業構想のアプローチのみならず、日々の仕事の中でも本質を考え抜く意識が身についたと感じます。共に学ぶ同期の院生は、普段なかなか出会えない異業種の方ばかりで、事業構想という同じ目的があるからこそ、表面的ではなく腹を割ったコミュニケーションを取れる関係を築くことができ、研究を進める上で心の支えになっています。

現在は、自身の薬剤師としてのキャリアや経験を活かして、病院薬剤師の離職率問題に着目し、病院薬剤師が「自分らしく働く」ことを応援するキャリア持続支援の事業構想を考えています。

多様性溢れる院生との出会い
問いを進化させる二年間

中島 健太郎（なかしま・けんたろう）
団体職員
名古屋校4期生（2022年度入学）

社会に必要とされる価値を提供し続けるためには組織と個人はどうあるべきか、仕事を通して、また社会環境の変化を実感する中で以前から考えていました。第二子誕生を機に育児休業を取得して家族と向き合う時間を持つと同時に、じっくり問いに向き合いたいと思うようになり、事業構想の研究から糸口を見出すべく大学院入学を決意しました。

入学して驚いたのは院生の多様性です。幅広い年代、業種業界から集まった院生との議論は、新鮮な情報や視点に溢れ、新たな気づきや構想のヒントを得る場となっています。職務上関わることのできなかった方々との出会いは、社会人大学院ならではの大きな魅力だと感じています。講義を通した事業構想の体系的な学びは、自分の中にあった問いを着実に進化させていると実感します。二年間の大学院生活を有効に取り組み、復職時には新しい価値観を職場に持ち帰れるよう研究に励んでいます。