技術力と高い競争力でグローバルに成長する 京都発祥の2大メーカー
ものづくりや環境保全、エネルギー管理、安全なインフラ構築等、社会のあらゆる分野を支えているのが計測・分析技術。京都にはこの分野の名門が数多く、中でも歴史の古い堀場製作所、島津製作所は、今やグローバル企業として成長を続ける。計測と分析はあらゆる産業の基盤。それだけに、両社の事業領域はますます多様化している。
堀場製作所は、1945年、堀場雅夫によって「堀場無線研究所」として発足。同氏は当時、京都帝国大学在学中だったことから、堀場製作所は学生ベンチャーの草分けとしても知られている。pH測定器、赤外線ガス分析計、大気汚染監視CO計などを次々と世に送り、1964年には、現在自動車排ガス測定装置の世界的ブランドとなっている「MEXA」の初号機を発表。70年代から、米国を皮切りに海外展開を本格化し、80年代に入るとマスフローコントローラーの発売とともに半導体分野に乗り出した。90年代から2000年代にかけては海外メーカー買収なども推進、欧州や米国、中国での足場を固め、その後もインド、ブラジル、韓国などに進出し、現在29か国・地域にグループ会社47社を展開する。
今日、その事業領域は自動車、環境・プロセス、医用、半導体、科学など多岐にわたり、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の試料分析にも参画している。2024年を起点とする中期経営計画「MLMAP2028」からは、エンジン排ガス測定、大気汚染監視などの「エネルギー・環境」、血球計数、免疫測定などの「バイオ・ヘルスケア」、半導体異物検出などの「先端材料・半導体」の3部門に再編。とりわけ成長市場の「先端材料・半導体」では、半導体製造プロセスと各工程関連材料のバリューチェーン革新を目指す。
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