ヤンマー建機 世界に広がる小型ショベル ニーズに寄り沿いEV化も視野
最初のミニショベルを発売してから2023年で55年を迎えたヤンマー建機。ミニ建機メーカーのパイオニアとして、独創的アイデアで業界をリードしてきた。新たなブランドタグラインとして「Building With You」を掲げ、顧客やパートナーと共に成長していくことを目指す同社。そのビジョンや戦略を、工藤龍社長に聞く。
顧客に愛され続ける
小型ショベルカーのメーカー
産業用ディーゼルエンジンをメインに、発動機、農機、建機、小型船舶などの製造・販売を行うヤンマーの子会社、ヤンマー建機。小型化したエンジンを油圧ショベルに搭載し、業界に大きな変革をもたらした自走式ミニショベル「YNB300」の発売から55年。進化を続けてきた同社のミニショベルは、変わらず顧客に愛され続けている。
「母体であるヤンマーの創業者は農家出身で、農家を楽にしたいと製品の開発をして商売してきました。常にお客さまの声を聞き、お客さまを大事にしてきた。それが、子会社であるヤンマー建機にも受け継がれています」。
その良い例が、現在のミニショベルの基礎を築いた「YB1200」。「上部だけが回った方が使いやすい」「土を掘った後の地面を綺麗に保ちたい」という顧客の声に耳を傾け、上部の360度旋回が可能で排土板も搭載された同機種を1978年に開発。
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