社会情報大 不祥事対応から広報マネジメントを学ぶ公開講座を開催

社会情報大学院大学 広報・情報研究科は、2021年1月16日、北見幸一客員教授を講師にオンライン公開授業を開催する。北見氏は同研究科において「広報マネジメント」の授業を担当しており、「広報は経営そのもの」と捉え、経営の中核人材として広報を位置づけることで、マネジメント力の育成を目指している。

この授業では、「社会関係資本と不祥事企業分析アプローチ」をテーマに特別授業を実施する。広報で重要になるレピュテーション(評判)のマネジメントは、ポジティブな側面ばかりではなく、ネガティブ局面への対応において真価が問われる。そのため、広報部門のみならず、組織の根幹を担うマーケティング部門・経営企画部門・人事部門でも、担当部門の業務スキルに加え、広報視点を身につけることが求められている。

「広報は、事業部門から依頼された情報を、右から左へ情報発信するだけでは意味がありません。またメディア記者からの問い合わせ対応を行うだけが広報でもありません。広報には、自社の経営環境を分析し、広報目標と現実のギャップを改善していく力が求められます」と同氏。

情報過多の複雑な時代には、受け身ではない主体的な戦略的広報をマネジメントする総合的な力が必要不可欠となる。事業会社の広報部門はもとより、外部パートナーとしての広告会社やPR会社、または戦略支援コンサルティング、広報ツールの制作会社など、広報を実践するあらゆる人にとって、必要な研究姿勢も養うことが重要となっている。

現在のような不確実性の高い状況下では、複雑なステークホルダー相互の関係理解力、将来変化を見通す予見力が極めて重要になっている。そのような中、社会情報大学院大学では、院生たちが演習やディスカッションを通じ、理論的、実践的に学んでいる。

公開授業への参加は無料だが、事前登録が必要。申し込みはこちら

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