MICIN、東北大ほか IoT生活習慣モニタリングへ共同研究開始

MICIN(東京都千代田区)と東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)、日本製薬工業協会(製薬協)は、2020年10月20日に共同研究の契約を締結し、東北メディカル・メガバンク(TMM)計画のコホート調査におけるウェアラブルデバイスの実装を目指した共同研究を開始した。2020年12月23日に発表した。

ToMMoと製薬協は、個人の健康に影響を与える各種生活習慣のなかで睡眠、活動習慣と、脳MRI画像、認知・心理機能、生理学的検査を中心としたTMM計画の基盤データとの関連性解析を行う共同研究を2020年3月に開始している。しかし、調査票による日常の生活習慣データは、客観的・定量的な研究を行う上では限界がある。

そのため、今回MICINとともに、日常生活習慣データを客観的・定量的に取得する手段として、ウェアラブルデバイスを活用することとなった。参加者の睡眠状態や日中の活動状態を手軽にかつ客観的・定量的にデータとして取得することを目指す。

共同研究の研究期間は2021年3月まで。研究組織は、ToMMo、製薬協および第一三共、大日本住友製薬、武田薬品工業、ヤンセンファーマ、MICIN。

研究の参加者は、参加時年齢が65歳以上で、かつ研究の参加に同意している人。2020年12月14日に一例目登録、最終参加者の登録終了(2021年2月中旬を予定)までに、最大30例程度の参加登録を目指す考えだ。

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